Transient Accommodations Taxとは?税率や申告書の種類を解説

ハワイでホテルに宿泊する際、General Excise Taxのほかに支払わなければいけない税金があります。通称ホテル税で正式名称はTransient Accommodations Tax(トランジェント・アコモデーションズタックス)です。

ハワイで180日未満、ホテル、バケーションレンタル、タイムシェア、その他の宿泊施設に宿泊するとTransient Accommodations Taxを支払うことになります。したがって通常の宿泊者は宿泊料と同時にTransient Accommodations Taxも負担することになります。

本記事では、Transient Accommodations Taxの税率や申告書の種類とサイクルに関する詳細を解説します。

目次

Transient Accommodations Taxの税率

オアフ島ではTransient Accommodations Taxの税率は2021年12月14日以前は10.25%だったのですが、2021年12月14日以降に3%引き上げられ、13.25%になりました。オアフ島以外の島(ハワイ、カウアイ、マウイ)でも現在は13.25%に設定されています。

申告書の種類、サイクル

Transient Accommodations Taxは二種類の申告書を使用します。

Form TA-1は定期申告用で年間税額により申告サイクルが異なります。

一般的には下記の3タイプに分かれています。

年間税額$4,000以上毎月申告
年間税額$2,000~$4,000四半期申告(年に4回)
年間税額$2,000以下 半年申告(年に2回)

年間の報告書はForm TA-2と呼ばれ、定期申告をまとめたものとなります。年間の過不足はForm TA-2で調整されます。

また上記の手続きは10.25%分でハワイ州税務当局管轄になります。

残りの3%分はホノルル市郡の管轄となり、支払い方法が違いますのでご注意ください。

もし税務申告しなかった場合には無申告加算税として1ヶ月につき納付額の5%、最大5か月分の25%までのペナルティが課される可能性があります。

おわりに

Transient Accommodations TaxとGeneral Excise Taxで約18%の税金を支払うということでハワイ州は全米の中でも宿泊に関する税金がトップクラスに高いようです。ハワイのホテルに宿泊する際は宿泊料はもとよりTransient Accommodations Taxも念頭において宿泊先を選びましょう。

Bridge Tax Consultingは、日本とハワイのDual Lifeをサポートする会計事務所です。日米の国際税務に精通し、非対面でのクラウド会計を活用した税務申告を得意としています。

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