アメリカの就労ビザにはさまざまな種類があります。仕事や観光など、アメリカに滞在する目的は個人によって様々です。本記事では一般的なビザについて解説します。自分に適したビザを選択できるように必要な知識を身につけましょう。
B-1ビザ
短期出張、商用を目的としたビザです。
B-1ビザの例として取引先との交渉、科学・教育・ビジネス分野における集会や会議への参加等があります。
滞留期間は180日間と定められており、報酬の受領を伴わないことを前提とします。
E-2ビザ
E-2ビザはアメリカと友好通商条約を締結している国の国民を対象に発給されます。
投資家がアメリカ企業を発展させたり、運営指揮や事業展開する目的で入国する際に発行されます。
E-2ビザを申請できるのは、管理職や役員、企業の運営に不可欠なスキルを有したスペシャリストに限られています。
Fビザ
Fビザは学生とその家族のためのビザです。
アメリカ留学して大学や語学学校に通う際はFビザ取得が必要になります。
ビザの申請時には、入学許可証・在学証明書の役割を果たすI-20が必要となるため、早めに学校やプログラムに出願しておくようにしましょう。
H-1Bビザ
科学、医療、テクノロジーなど専門性のある技能や知識を持つ外国人が、アメリカの雇用主によって雇用される場合に利用されます。このビザは特定の職種や専門知識が必要な場合に適しています。近年では取得が難しいビザの一つになっています。
Jビザ
Jビザは教育・科学・芸術の分野において、人材・知識技術の交流促進を目的としたビザです。
企業・施設などで実施研修を受ける学生、日米の政治・経済・文化など、あらゆる分野を対象とした人材交流プログラムの参加者が対象です。
Jビザには、申請者本人が取得するJ-1ビザと、扶養家族が申請できるJ-2ビザの2種類があります。要件を満たせば、研修生やインターンとしてJ-1ビザを取得してアメリカに滞在することも可能です。
L-1ビザ
L-１ビザは外国企業の役員や役員候補が、アメリカの関連会社に転勤する場合に利用されるビザです。
異動元となる法人で過去3年間のうち、継続して1年以上の就労経験のある人が対象です。
幹部・管理職として在留する際は、L-1Aビザを申請します。専門的な知識や技術を有した人が就労するには、L-1Bビザの取得が必要です。
おわりに
これらのビザは、それぞれ異なる要件や申請手続きがあります。就労ビザを取得するためには、雇用主がビザ申請のスポンサーとなる必要があります。また、ビザ取得プロセスは複雑で時間がかかる場合がありますので、事前に十分な準備と計画が必要です。
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